アメリカや海外に留学に行き、留学が終わった後留学経験を活かして仕事をしたい!と考えている方は多いのはないでしょうか。
私は大学生の時に、オーストラリアに1か月、アメリカに約1年留学した現在社会人5年目の会社員です。
2022年の夏、新卒で入社した企業を退職し、全く異なる業界への転職をし、キャリアアップに年収アップを実現しました。
今回は、この転職に至るまでの社会人生活から、転職活動で行ったこと、そして転職をしてから思うことについて紹介しようと思います。
留学後は海外で働くという選択肢もありますが、アメリカ留学の経験者が、帰国して日本でキャリアを構築する方も多いと思います。
私の実体験を紹介することで、今留学を検討されている方の今後のイメージや留学を決断する後押しになれば良いなと思います。
また、今の会社にいてよいのだろうか・・と不安を抱えられている方にも参考になる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んで見てください!
学生時代の就職活動
大学3年生の時に、アメリカに約1年間留学していたのですが留学中は将来の事をあまり考えることはありませんでした。
ただ、留学先の大学で経済の講義を受講したときに日本の企業の事例が教科書で紹介されていました。
その時、とても誇らしい気持ちになり、「日本の企業で働き、海外で評価される理由を知りたい」と思ったことがきっかけで、何となく留学終了後は日本の企業に就職したいと考えるようになりました。
私の初めての就職活動の詳細については、こちらで紹介しておりますので気になる方は合わせてぜひ読んで見てください!
無事、就職活動を終え、大学を卒業できた私はグローバル展開をしている日本企業に入社しました。
社会人になって気づいたこと
入社した企業はグローバル展開をしていたので、海外を担当する部署もありましたが、私は日本企業の魅力を感じたいという思いがなんとなくあったのであえて、国内を担当する部署を希望し、希望通りに配属が決まりました。
(意思を持っているように見えるよう、国内担当への強い志望を会社に伝えていました(笑))
配属されて驚いたことがありました。
それは、同期の大半が海外留学経験者だったのです。
カナダ、オーストラリア、アメリカ、イギリス、スペイン・・・留学していない人のほうが少ないくらいでした(笑)
さらに、海外担当部署に配属された同期は、留学経験があるのはもちろん英語以外の言語も話せる、5カ国語話せる、など海外経験がとても豊富でした。
(同期の経歴がすごすぎて、心の中で「海外担当に希望しなくてよかった・・・」と思ってました(笑))
そんな超優秀な同期に囲まれ、私の社会人生活がスタートしました。
日々の業務はもちろんすべて、日本語。4年間で日々の業務で英語を使ったことはほぼありませんでした。(イベント参加した際に、海外からのゲストと話した時とカナダからの問い合わせ電話がなぜかかかってきた時の2回くらいです)
一方、海外担当の同期は、担当の国の方と英語でコミュニケーションを取るのが当たり前のようで、海外部署のオフィスに行くと、英語が飛び交っておりました。また、海外への出張もよく行ってると聞きました。
転職活動を始めた理由
そんな同期と一緒に会社で4年間お仕事をする中、失敗もたくさんしましたが、何とか仕事にも慣れてきたときに
「もっとスキルを身につけたい」と考えるようになりました。
幅広い業務に携わるの中で、毎日刺激もありやりがいもあったのですが、何か自分の中で足りていないと考えるようになりました。
実は社会人3年目の時も、「自分の市場価値が知りたい」と転職活動をしていました。その際、ある企業から内定を頂いたのですが、内定を頂いた事が自信につながり、現職でもっと頑張ってみようと考えお断りさせていただいたことがありました。
その転職活動時に、お世話になったエージェントの方に自分の軸などを一緒に考えてもらっていました。
それからは日々の業務の中で、自分の軸と業務をすり合わせることが多々ありました。そうすると、やっている業務と自分の軸がずれていること、自分の軸を整えるためには、数字周りのスキルを身につけることが重要だと気づきました。
社会人4年目では、自分なりに数字を分析し、日々の業務に活かすことを意識しましたが、通常の業務では求められていない内容だったので、評価はされず、自分がやっていることへの肯定感も得ることが出来ませんでした。
この過程があり、「スキルを身につけて成長していきたい」という思いがどんどん強くなっていきました。
そしてついに4年目の年末に新しい環境での挑戦を決意し、上長に退職したい旨を伝えました。
上長からも応援して頂き、有給消化の兼ね合いもあり退職は2022年の夏に決まりました。
退職希望を伝えてから、退職まで期間が長かったので転職活動を始めたのは退職の2カ月前でした。
結論から先にお伝えさせて頂きます。
転職活動を行ったのは、約2カ月間。多くのエージェントや企業の方とお話させて頂き、転職先が決まりました。
転職先は、前職とは異なる職種・市場で悩みましたが、成長出来る環境であったこと、面接を頂いた方の人柄も素敵だったので決めました。
さらには年収も月10万円もアップする条件を頂き、ありがたい環境で働くことになりました。
転職活動の進め方
転職活動を始めた際は、有給もまだ残っていたので有給をいただいている時に転職活動を中心に行っておりました。
まずは転職活動を始めるために5つほどの転職エージェントのサイトに登録し、それぞれのエージェントの方とお話をし、自分に合うエージェントの方を探しました。
(同じ話・条件を伝えても、提示いただく職種や業務内容はまったく異なるものだったので、自分のキャリアの選択肢を見るためにも、複数のエージェントとお話するのがお勧めです!)
結果、転職活動中は常に3人のエージェントの方とやり取りをしていました。
私がやり取りしていたエージェントは、リクルートエージェント・マイナビエージェント・キャリアビジョンの方々でした。
特にマイナビエージェントとキャリアビジョンは、CMでおなじみのビズリーチを通じて担当いただき、職務経歴書の書き方だけでなく面接対策も行なってくださり、とっても満足な対応でした。ビズリーチを登録しておくこともおすすめです。
企業への応募をする前に、1・2週間かけてエージェントの方と相談しながら、転職活動の軸・転職活動をする理由を改めて見直し、ブラッシュアップをしました。
そして、企業への応募を開始したのですが私が応募要項を見る際に必ず確認していたのが以下になります。
最後の条件面は、正直応募要項を見ても詳細が分からない事が多かったので参考程度に見て、「これだけお給料もらえたら、あれが買える!」など妄想して、転職活動の楽しみにしていました。(笑)
あるエージェントからは、20件ほど求人の提案を頂いたのですが、上記の1つ目にマッチしないなと感じ、すべてお断りした事もありました。
30件ほど応募をしそこから3週間ほどで、さまざまな企業の方と面接をさせていただきました。
下記は面接前に準備として、私がやっていた5つのことです。
これをやるだけで、面接にリラックスして挑むことができ自分をしっかり見せる事が出来たなと思っています。
また、上記5つの中で分からない事や相談したい事があった場合は、私はエージェントの方に連絡していました。時には、志望動機や逆質問の案をエージェントの方に送って、添削もしてもらっていました。
面接は自分を面接官にいかに見てもらうかということもある一方、その企業の雰囲気を知る場でもあります。その為、私は面接を進めていく中で確認していたのは、面接官の方との相性でした。
ある面接では、「私に入社してほしくないんだな」と思ってしまうほど適当な態度を取られ、逆質問しても答えて頂けない事もありました(笑)
そのように、自分には合っていないなと少しでも感じた面接であった場合は、次回以降の選考をすべてお断りするようにしていました。
面接の準備に時間をかけていたので、面接時に「働きたい!」と思えない企業への、次回以降の選考準備に時間をかけるのは無駄と、強気に思っていました。(笑)
最終的に、働いてみたい!と思っていた2社から内定を頂き、とても悩んだのですが自分らしく働けそう!と感じた、企業に入社を決めました。
ちなみに、内定を頂いたこの2社は、別々のエージェントを通して応募していた企業だったのですが
どちらのエージェントの方もとても親切に相談に乗ってくれ、不明点があれば企業に質問までしていただき、とても前向きに選択をすることが出来ました。
お世話になったエージェントの方には、本当に感謝しかありません。
転職をして思うこと
2022年10月現在、転職して数カ月が経ちました。
今もOJTの方にお世話になっており、一人で十分に業務が出来る状況ではないのですが最近、転職活動を通じて感じたことが、アメリカ留学していた時と同じだなと感じることがあったので2つご紹介しようと思います。
①つめの「始める前が一番怖い」は転職活動を始めるとき、新しい会社の入社日前日に思っていたことです。
「もし転職先が見つからなかったら・・・」「新しい同僚が嫌な人ばっかりだったら・・・上司が怖かったらどうしよう・・」
など、不安な思いが頭の中でぐるぐる回っていました。
その不安な思いを自分で認識したとき、「これではいけない」と、とにかく手を動かし何かしらの作業を行うように意識しました。
転職活動を始める前の時は、どのエージェントに登録するのがおすすめかを調べたり、入社前日は、持ち物を準備したり、意識することをメモしたり。このときふと思ったのが、アメリカ留学したい意思を親に伝える前やアメリカ留学が始まる前日にも同じような不安があったなということです。
アメリカ留学の時、そういった不安を自分の力で乗り越え、とても充実した日々を過ごすことが出来ました。
環境や状況が変わっても、新しいことを始める前は何歳になっても怖いんだ。と気づきました。その状況を、打破するか、殻に閉じこもってしまうかは本当に自分次第。
不安な思いと向き合い、プラスの力に変えていきましょう!
②つ目の「無知を知られるのが怖くて質問する前に戸惑う」については、正直、今も新しい会社で働きながら考えてしまうことです。
アメリカ留学中、誰かと会話している時に「今の単語の使い方合ってるかな・・・」「相手に質問したいけど、理解できなかったことがばれるのが・・」などなど、考えてしまい、質問したい時に戸惑ってしまうことが留学の最初の頃にありました。
新しい環境に飛び込んだ今、全く同じことを感じています。
「この言葉(社内用語)、この前教えてもらった意味と異なる意味で使われている?・・・」「会議の内容全く理解できなかった、、、でも質問したら、理解できなかったことがばれてしまう・・中途入社である程度知識はあると思われているはずなのに、恥ずかしい・・・」などなど、感じる事は沢山あります。
中途入社は、新卒入社とは異なりある程度の社会人経験を積んだうえで入社しているため、新卒入社の方と同じように質問をすることに対して、気が引けてしまうのです。もやもやしたまま仕事をするのは嫌だと思い、上長に相談してみました。
上長からは「転職してきたばっかりで、右も左も分からないのは皆分かってる。だから本当に何でも質問してね」と、優しすぎる言葉を頂きました。
それからは、分からない事があるたび自分で調べそれでも分からなければ、分かる方に質問をしまくっています。質問しすぎて恥ずかしいなと感じることはありますが、分からない事をそのままにして、進んでいくことが失敗の入り口であることはアメリカ留学の時に目のあたりにしているので、周りの目を気にせず行動しています。(笑)
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は、アメリカ留学経験者が帰国後どのようなキャリアを築いているのかを紹介すべく、私の転職について書いてみました。
留学も、就職も、転職もすべて初めての時は、未知の世界で怖いです。
そうして、一つ一つを積み重ねただけで、自分で大したことではないと感じていることでも周りの人から、そして未来の自分が過去を振り返った時に「よく留学したな」「転職してすごいな」と見られるようになるのです。
今回、私は転職活動を通じ、改めて不安を乗り越えることでやりたいことを出来るチャンスをつかむことが出来る、と実感しました。
自分の未来も、過去も決めるのは自分です!
やりたい事があるのであれば、まずは行動してみましょう。
CAMBLYでネイティブスピーカーの方とお話できるので是非トライしてみてください♫
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